中京病院様の症例検討会で「家に帰りたいをどう支えるか」をテーマに発表する機会をいただきました

11月13日、中京病院にて開催された症例検討会で、「“家に帰りたい”をどう支えるか〜本人と家族の意思決定支援を通して〜」というテーマで、発表する機会をいただきました。
今回の症例では、末期がんの利用者様とそのご家族をサポートした経験をもとに、
- 本人の「家で最期を迎えたい」という強い希望
- 家族の「家では最期まで看られないかもしれない」という不安
- プロセスを経て、ご家族が「家で見送りたい」と決断された背景
- 多職種で支えた在宅療養と看取り支援
について発表させていただきました。
在宅療養の選択は、本人の思いと家族の気持ちが一致しないことも珍しくありません。
しかし“正解はひとつではなく”、何度も話し合い、思いに寄り添い続けることで生まれる答えがあります。
今回の発表では、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の視点を中心に進めました。
- 気持ちが揺れるご家族への寄り添い
- ご本人の言葉を尊重しながら、選択肢を一緒に整理する支援
- 訪問診療・訪問看護・ケアマネなど多職種との連携
- 環境調整や不安軽減のための具体的なサポート
その結果、ご家族は「最期まで家で見守りたい」という意思を固め、本人の希望どおり、最期をご自宅で迎えることができました。このプロセスそのものが、在宅医療の大切な価値であると感じています。
今回の検討会を通して、医療機関と在宅側が症例を共有し合うことの重要性をあらためて感じました。
なないろ訪問看護ステーションでは、本人と家族の“思い”に丁寧に寄り添い、多職種と連携しながら、在宅療養と看取りが安全に行えるよう支援を続けています。
今後も地域の医療機関の皆さまと協力しながら、“その人らしい暮らし”と“その人らしい最期”を支えてまいります。
